目次
アトピーとはどのような症状か?
アトピー性皮膚炎は、アレルギーに弱い体質の方や肌が弱い方に多く見られる皮膚の炎症を伴う病気です。掻きむしってしまうほどのひどい痒みや湿疹が発生し、良くなったり悪くなったりを繰り返すことが第一の特徴とされています。生後数ヶ月の赤ちゃんから大人まで発生する病気ですが、症状の出方は子どもと大人とでは違いがあったり、個人差も非常に大きいのです。
大人のアトピーと子どものアトピー、どう違うの?
アトピー性皮膚炎は、一般的に乳幼児アトピーと成人アトピーに分けられます。
乳幼児アトピーは、顔や頭を中心に赤い湿疹が発生し、次に背中やお腹、手足など段々と全身へ広がっていきます。1歳を過ぎると、湿疹部分が赤黒くなったり、全身が乾燥でカサカサの肌になることが多いようです。
一方で、成人アトピーは、身体のさまざまな部位に痒みや湿疹が起こります。
重症度別で見るアトピーの「湿疹」や「痒み」の程度
アトピー性皮膚炎の症状は、下記の4段階に分けられます。
- 軽微:主にカサカサとした乾燥肌
- 軽症:カサカサの乾燥肌に、軽度の赤みや皮がむけている
- 中等症:赤みを帯びた乾燥肌、皮が向け落ちる症状がひどくなったり、引っ掻いた痕が残っている
- 重症:皮膚が赤く炎症し腫れていたり、皮がむけ落ち粉を吹いた状態
痒みの部分がどのくらいに広がっているのか、症状はどのステージに値するかは自己判断はしないようにしましょう。必ず専門医で診てもらい、適切な治療をすることが大切です。
参考文献1:書籍「症状ごとに見てわかる!赤ちゃんの病気新百科」ベネッセ・ムック
参考文献2:公益社団法人 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A
参考文献3:特定非営利活動法人 日本アトピー協会
アトピーになる原因はなにか?
アトピー性皮膚炎は、風邪などと違いウィルスが感染して発生する病気ではありません。私たちの身体の中にある免疫組織の一部が変化して起こる皮膚の病気です。
アレルギーに弱い体質や皮膚の弱い人に多く発生する傾向がありますが、その要因で主に考えられているのが「遺伝的要素」です。他にも環境やストレス、食べ物などが挙げられます。
原因1.「遺伝的要素」とは?
アトピー性皮膚炎の一番の原因とされているのが「遺伝的要素」です。アトピー性皮膚炎はもちろんのこと、アレルギー性鼻炎や結膜炎、気管支喘息などの病気をもつ家族がいる、または既往歴がある場合は、アトピー性皮膚炎を発症する可能性が高くなります。また、厄介なのは、アトピーの原因となる遺伝子は、次の遺伝子へと受け継がれやすいのです。
つまり、先にあげたアレルギー疾患が両親にある場合、子どもにアトピー性皮膚炎が発生するリスクが高くなってしまいます。
原因2.「環境的要素」とは?
遺伝的な要素の次にあげられる原因は、「環境的要素」です。工場から出る煙や車の排気ガスなどの生活環境だけでなく、人が生活する環境がもとでアトピーを引き起こす場合があります。
例えば、着ている洋服や使っている洗剤、化粧品にアクセサリーなどの直接肌に触れるものです。アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が弱まっているため、ちょっとしたものでも刺激物になってしまいます。他にも、花粉やダニの死骸、カビやハウスダストなどのアレルゲンを吸い込むことによって引き起こされることも非常に多いです。
原因3.「食べ物」の要因
消化器官が未発達な乳幼児は、食物アレルギーが原因でアトピー性皮膚炎を引き起こすケースが非常に多いです。消化器官が発達しだす2歳から3歳くらいに食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の症状が緩和されて良くなっていく傾向です。しかし、なかにはそのまま成人アトピーへと移っていくこともあるので一度お医者さんに相談してみると安心ですよ。
また、子どもだけでなく大人でも影響があるのが、野菜や果物に使われる農薬や加工品に使われる食品添加物です。化学物資が影響し、アトピー性皮膚炎を発症する場合があります。
原因4.「心理的要素」とは?
仕事や人間関係、子育てなどのストレスからアトピー性皮膚炎を発症する場合もあります。また、受験、進学、就職、転職、親の過保護などさまざまなシーンで心理的重圧が要因になることもあるので、ストレス体質な方は注意が必要です。
参考文献1:アトピー研究所「アトピー原因」
参考文献2:特定非営利活動法人日本アトピー協会
参考文献3:日本皮膚科学会ガイドライン
参考文献4:書籍「直せる!楽になる!子どもアレルギー診察室」藤川万規子
ルイボスティーでアトピーを治す方法とは?
アトピーに効果的な「活性酸素」って何?
遺伝や環境、食べ物などの原因となるアレルゲンが皮膚に触れると、それを攻撃しようと身体から活性酸素を出し、アレルゲンを攻撃します。しかし、アトピー性皮膚炎の場合は、免疫組織が変化してしまい活性酸素を通常よりも多く出してしまうのです。
活性酸素は、悪い病気を引き起こす物質として知られていますが、アトピー性皮膚炎にも悪い影響を及ぼしてしまうのです。さらに悪いことに、この活性酸素は、皮膚の保湿機能を壊す過酸化脂質という物質を作りだし、肌をカサカサに乾燥させ、アトピー性皮膚炎を悪化させてしまうのです。
抗酸化作用の高いルイボスティーがオススメ
活性酸素に打ち勝つには、抗酸化力の強い「ルイボスティー」がオススメです。身体に良いとされる紅茶やコーヒー、緑茶にはカフェインが含まれているため、興奮や緊張を高める作用があります。また、飲みすぎるとミネラルが不足し、代謝機能が低下してしまう恐れがあるのです。
一方で、ルイボスティーは、カフェインが含まれていないうえに、ミネラルや鉄分も豊富なので、身体にも美容にも効果があります。また、アトピー性皮膚炎での辛い痒みの症状もルイボスティーは和らげてくれる作用もあるため、ナチュラルな痒み止めとしても効果的なんです。
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世界中の研究者がルイボスティーに注目している!
世界中の研究者が、ルイボスティーの高い抗酸化力に注目をしています。南アフリカルイボス評議会が、グラスゴーとローマの研究者がルイボスの抗酸化力を立証したという報告を発表しています。
アトピー性皮膚炎に効果的なルイボスティーの飲み方とは?
ルイボスティーの選び方
飲む前に、まずは無農薬や有機栽培のルイボスティーを選ぶようにしましょう!残留農薬は、アトピー性皮膚炎を悪化させてしまう原因となります。茶葉を選ぶ際にも注意が必要です。
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ルイボスティーの煮出し方
ルイボスティーを煮出す3ステップ
- お鍋や電気ポットに水を入れる沸騰させる
- 弱火で10分ほど煮出す
- ティーバックや茶葉を取り除く
重症アトピー性皮膚炎の臨床医として有名な丹羽耕三博士の研究によると、最低10分間沸騰させた方が活性酸素を除去する効果が高くなるそうです。
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「1日6杯」のルイボスティーが効果的!
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ルイボスティーを継続して摂取し続ける方法とは?
毎日ルイボスティーを飲み続けると、やはり飽きてきてしまいますよね。少し変化を加えて飲むと持続できますよ。オススメの持続方法を紹介します。
料理に使う
紅茶でお肉を煮込むと柔らかくなるように、ルイボスティーで煮込んでもやわらかくなり、ジューシーに美味しくいただけるのでオススメです。
また、ご飯を炊く水の代わりにルイボスティーで炊くと、お赤飯みたいな綺麗な赤いご飯になります。他にもスープやカレー、煮物に入れるのも良いですよ。
フルーツやハーブを入れる
味に飽きてしまったら、お好みのフルーツやハーブを入れて飲むのもオススメ。フルーツの甘い香りやハーブに癒されますよ。
手軽で安心!ルイボスティー風呂
ルイボスティー風呂のやり方
- いつも通りお風呂を沸かす
- ティーバック1袋分のルイボスティーをお湯に入れる
ルイボスティーは、痒みを治めるだけなく、保湿効果もあるので、入浴にもオススメです。カフェインも入っていないので、朝晩関係なくいつでも試していただけます。手軽なので、是非、今日から実践してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、ルイボスティー風呂のやり方は上記の2ステップです。ルイボスティーの香りが漂いアロマ効果も高まります。お肌と心にも潤いを与えてくれますよ。
ルイボスティーを患部に直接貼る
ルイボスティーで患部をパックする方法
- ルイボスティーを煮出す
- 脱脂綿などに十分に染み込ませ、患部にあてる
- ずれないようラップで巻きつける
- 1時間ほどそのままにする
ルイボスティー風呂に少し抵抗のある方にオススメなのは、湿布のように直接ルイボスティーを患部に貼る方法です。発汗しやすいので、つけたまま寝ないようにして下さいね。
また、医学的な方法ではないので、心配な方は掛かりつけのお医者さんに事前に相談してからだと安心です。
参考文献1:日本SOD研究会「アトピー性皮膚炎と活性酸素」より
参考文献2:日本SOD研究会「ルイボスティー特集」
参考文献3:H&F BELX ルイボスティー専門店「ルイボス美味しい飲み方」より
ルイボスティーでアトピーを治そうとすることによるリスク・デメリット
アトピー性皮膚炎の治療で一般的に使われているのは、塗り薬です。アトピーの程度によって、掛かりつけの医師と相談しながら効果のある薬を使い分けていきます。
しかし、どんなに塗っても治らなく焦ってしまう方もたくさんいらっしゃるでしょう。そんな中、色々調べて抗酸化作用の高い「ルイボスティー」に辿り着いたという方もきっと多いと思います。ルイボスティーを試す前に、デメリットも理解しておきましょう。
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そもそも薬ではない
ルイボスティーは確かに抗酸化作用が高く、アトピー性皮膚炎だけでなく、高血圧や糖尿病にも効果的と研究でも報告されています。
しかし、ルイボスティーは薬ではありません。ルイボスティーを飲んで重症だったアトピー性皮膚炎が、治ったり軽くなったという方もいらっしゃいますが、全く効果がなかった、かえって酷くなってしまったという方もいらっしゃいます。ルイボスティーを試す前に、一度掛かりつけの医師に相談してみましょう。
味が苦手な人が多い
ルイボスティーは香りもよく比較的飲みやすいお茶ではありますが、若干クセのある味なので、飲みにくいという方もいらっしゃいます。抗酸化作用を高めるためには、持続して飲み続けることが大切ですが、飲みにくい味を飲み続けることは、かえって負担やストレスになることもあります。
ストレスは、心理的要因となり、アトピーを悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。今では、小さなお子さんでも飲みやすいタイプのものもあるので、負担にならないものを選んでみましょう。
有機栽培や無農薬のものを選ぶ必要がある
ルイボスティーと言っても種類はさまざまですが、アトピー性皮膚炎の方の場合は、グレードや質の良いルイボスティーを選ぶ必要があります。比較的安価なものは、農薬を使っていることもあるので注意が必要でず。
残留農薬も、アトピー性皮膚炎を悪化させる原因にもなります。ルイボスティーを飲んで症状が悪化してしまうなんて本末転倒ですよね。
お金がかかる(保険が効かない)
有機栽培や無農薬のルイボスティーはやはりとても高価です。1日6杯飲み続けるには、毎月いくらかかるのでしょうか?
塗り薬は保険が適用されますが、ルイボスティーは薬ではないため、もちろん保険適用外です。持続して飲むには、お金もかかります。しかし、まとめて大量に購入すれば割引がきいたり、安い時に買いだめしておくこともいいですね。
まとめ
アトピー性皮膚炎に長年悩まされている方、また子どものアトピーが治らずどうにかしてあげたい、大人になってからアトピーに苦しめられている方とさまざまな方がいらっしゃいます。アトピーの辛い痒みは本人でないと分からない苦しみです。そんな辛い解決への一歩に、今ルイボスティーの抗酸化作用が注目されています。
ルイボスティーは、ミネラルや鉄分などの栄養価が高く、アトピー性皮膚炎の痒みにも効果的です。また、皮膚のバリア機能が低下し、白い粉がふいてしまうくらいの乾燥にも保湿を与えてくれます。ルイボスティーの高い抗酸化作用でアトピー性皮膚炎に効果があったという声もよく耳にします。
しかし、ルイボスティーは、あくまでもお茶であり、アトピー性皮膚炎を治す薬ではありません。また、症状も個人差がある病気でもあります。試す前に、掛かりつけのお医者さんに相談してから、焦らず始めてみて下さいね。