ルイボスティーの味は好みが分かれるところですが、ルイボスティーを美味しく飲むにはいくつかコツがあります。「淹れ方」や「飲み方」にこだわれば、ルイボスティーの味が苦手な方も気にせず飲めるようになります。また、淹れ方を間違えるとルイボスティーに含まれる栄養を十分に摂取できない可能性があります。ぜひ本記事を参考にして、ルイボスティーの効果を十分に得られるようにしましょう。
ルイボスティーの「淹れ方」のコツとは?
まず、そもそもルイボスティーを飲むとき、「どうやって淹れればいいの?」と頭を悩ませる人も少なくないのではないでしょうか?簡単にまとめると、以下のようになります。
「ルイボスティーの淹れ方」の正しい選び方
- 栄養成分をしっかり摂取したいという方は、「煮出し」がおすすめ
- 煮出すのが面倒、またビタミンをしっかり摂取したいという方は、「水出し」がおすすめ
- 上記も面倒だという方は、「インスタント」がおすすめ
実は、ルイボスティーの淹れ方によって、摂取できる成分が大きく変わってくるので覚えておきましょう。
ルイボスティーの抗酸化作用を最も引き出すため、沸騰したお湯で15~20分煮出してそのまま冷ますというのが「ルイボスティーの良い淹れ方」と言われています。よくやってしまいがちですが、さっとお湯を注ぐだけでは美容や健康効果に良い成分を100%摂取することはできないので注意しましょう。一方で、温かいルイボスティーを飲むことで「抗酸化作用」を効果的に摂取できますが、加熱すればするほどルイボスティーに含まれているビタミン成分が失われてしまいます。
「煮出し」も「水出し」も一長一短なので、あなたのニーズにあったルイボスティーの淹れ方にトライしてみましょう!
ルイボスティーを「煮出し」で作る方法
ルイボスティーの基本的な淹れ方である「煮出し」の方法からご紹介していきます。少し手間はかかりますが、ルイボスティーに含まれる豊富な栄養成分を100%抽出できるのであればそれだけの価値はあると(個人的には)思っています。以下、参考にしてみてください。
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1水を張った鍋にティーバッグを入れる(約1.0Lに対してティーバッグ1袋)
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2弱火で数分〜20分間煮出す
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3アイスで飲む場合は、粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やす
成分をしっかり抽出するなら、最低でも5-10分は煮出すこと
「ルイボスティーに含まれる美容成分をすべて煮出したい!」という方は抽出時間をできるだけ長くすることをおすすめします。詳しくは、各商品のパッケージに記載されている抽出時間を目安に調節してみてください。
独特な香りを抑えたい場合は抽出時間を短くすること
上記の煮出し方であれば、ルイボスティーの栄養素を最大限に抽出することができ、最も効能を引き出すことができます。一方で、十分に抽出したルイボスティーは渋みや清涼感が強く、少し大人の味わいになっています。
独特の風味を和らげるコツは、煮出す時間を短くすることです。抽出時間を短くすることで、ルイボスティーに含まれる独特の風味(成分)を減らすことができるので試してみてください。
※参考までに、伊藤園のルイボスティーの場合、煮出す時間を取れば取るほどさらに香りや風味が濃いものになり、成分もしっかり摂取できて美味しく出来上がります。メーカーによって特徴が異なるので、様々な商品で淹れ方を試してみても面白いかもしれません。
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鍋がない場合は電気ケトル(やかん)を利用してもOK
電気ケトルを利用してルイボスティーを煮出すことも可能です。ルイボスティーを煮出した後は、しっかり水でゆすぐことを忘れないようにしましょう。
ルイボスティーを「水出し」で作る方法
「水出し」とは、ポットやサーバーに水とティーバッグを一緒に入れて放置することで、ルイボスティーの成分を抽出する方法です。最低でも、冷蔵庫で8時間以上は保管(水出し)して、じっくりと栄養成分を出すのが理想的です。
「水出し」は「煮出し」よりも成分の抽出に時間がかかりますが、手間がかかりません。外出前に準備だけしてしまって、家に帰ってきたら出来上がっている、というパターンが理想的でしょう。
step
1ポットにティーバッグを入れる(約1.0Lに対してティーバッグ1袋)
step
2冷蔵庫で保管(水出し)する
ルイボスティーの「飲み方」のコツとは?
シチュエーションによってアイス/ホットを使い分ける
ルイボスティーはアイスで飲んでもホットで飲んでも美味しいため、タイミングによって使い分けると良いでしょう。例えば、ご飯を食べるときやスポーツ時の水分補給であればアイスで、寝る前や朝起きた時に飲むのであればホットで飲むのがおすすめです。
また、ルイボスティーは赤ちゃんが飲んでも問題ありません。赤ちゃんに飲ませる際にはやけどに注意して、人肌(37度前後)まで冷ましてから飲ませてあげるようにしましょう。
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フレーバーティーを選んでみる
フレーバールイボスティーは、ルイボスをベースに、アップルやオレンジなどの果物や、キャラメルやバニラなどの甘いフレーバーをブレンドした商品です。メーカーにもよりますが、かなりルイボスティーとは異なる風味を楽しむことができるため、ルイボスティーの味が苦手な方にも飲みやすくなっているはずです。
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「牛乳」「豆乳」「ハチミツ」を混ぜてみる
ルイボスティーの独特な風味が苦手な人にとって定番の飲み方は、ルイボスティーにミルクを加えてミルクティーにする飲み方です。多めにミルクを入れることで、ルイボスティー特有の風味が和らぎ、紅茶感覚で飲むことができます。また、ツンとした香りが苦手な方は、アイスティーにして飲むことでも美味しく飲むことができます。(ホットだと、湯気と一緒に香りが立ってしまうため、冷やして飲む方が香りが気にならなくなるため)
【危険】ルイボスティーの飲み過ぎには要注意
ルイボスティーを摂取するのにふさわしいとされている量は、1日およそ500ml前後(コップ約2~3杯分)と言われており、以下の数値(40代女性で算出)からもそのように考えるのが無難です。そもそも、20歳以上の大人が摂取すべき水分量は、1日あたり2.0~3.0Lが適正と言われています。しかし、飲んで摂取する水分の他に食事からも水分を摂ることができるため、実際に飲んで摂取する水分量は1日あたり1L~1.5Lが理想です。
厚生労働省で定められている1日の摂取推奨量
・ナトリウム:7,000mg未満
・カリウム:2,000g
・カルシウム:650g
・マグネシウム:290mg
・亜鉛:35mg
・銅:10mg
ルイボスティー100ml中に含まれるミネラルの含有量
・ナトリウム:264g未満
・カリウム:201mg
・カルシウム:135g
・マグネシウム:107mg
・亜鉛7.18ppm
・銅:2.02ppmg
もちろん、暑い季節や寒い季節によって、またそのときの環境によっても摂取すべき水分量は変わります。めったにありませんが、水分を摂りすぎると腎臓に負担がかかって体内での処理が追い付かなくなり、身体中のミネラルバランスが崩れてしまうので、(健康に良いとされているルイボスティーであっても)くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。
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