生活習慣病のひとつとして挙げられる「糖尿病」は、50歳以上の日本人男女ともに多い病気と言えます。また、「痛風」は一般的に40代後半以上の中高年の男性に多い病気とされています。糖尿病と痛風は若い人にはあまり見られない病気ですが本当にそうなのでしょうか。また、それぞれの病気になりやすい人の特徴や発症する理由とは何なのでしょうか…それらの原因を探ってみましょう!
目次
糖尿病はどんな原因で起こるの?
糖尿病には種類があり、大きく分けると1型と2型、妊娠糖尿病、そしてその他の疾患や原因でおこるものに分類されます。1型は糖尿病患者のうち10人に1人もいない比較的若い人に起こる病気。一方、2型は糖尿病患者でも多くの方が属する病気とされています。妊娠糖尿病は、妊娠をきっかけに他の疾患や原因で起こる糖尿病は、治療薬や別の疾患などで血糖値が高くなって起こるものです。今回は1型と2型を中心に原因を探ってみましょう。
2型糖尿病の原因
最も一般的な糖尿病とされ、糖尿病患者の10人に9人はこのタイプ。体質の遺伝や高カロリー高脂肪食、運動不足が原因とされています。通常、ヒトが食べ物を食べると糖分をブドウ糖として体内に取り込み、すい臓から分泌されるホルモン「インスリン」によってブドウ糖が筋肉などの細胞に入り私たち人間が活動するためのエネルギー源となるのです。2型糖尿病は、すい臓から十分なインスリンが分泌されなかったり、インスリンが分泌されても肥満や運動不足が原因で上手に細胞に入っていけなくなり血液中に糖が溢れている状態のこと。食事療法や運動、飲み薬、場合によってはインスリン注射を使って治療します。
参考文献1:日本糖尿病協会 「知りたい!糖尿病 2型糖尿病とは」より
参考文献2:日本糖尿病協会 「知りたい!糖尿病 糖尿病とは?原因と症状」より
参考文献3:オムロンHP「糖尿病になりやすいタイプは」より
参考文献4:国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター「糖尿病ってなに」より
1型糖尿病の原因
1型糖尿病は、糖尿病患者の中でも10人に1人もいない珍しいタイプ。すい臓でインスリンがほとんどまたはまったく分泌されないため、インスリン注射が必須となります。この1型は中高年だけでなく若い人にも起こりうる病気です。原因は明確にはわかっていませんが、体質や何らかの原因ですい臓の一部が破壊されているために発症すると考えられています。
参考文献1:日本糖尿病協会 「知りたい!糖尿病 糖尿病とは?原因と症状」より
参考文献2:国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター「糖尿病ってなに」より
初期の糖尿病は症状が出にくく、糖が高い状態のまま放っておくと合併症状を引き起こしたりする怖い病気です。日頃から栄養バランスの良い食事や適度な運動も大切ですね。
糖尿病になりやすい人の特徴とは
1型糖尿病の場合、発症する原因やなりやすい人の特徴などは明確にわかっておりません。こちらでは、糖尿病患者の中でも患者数の多い2型糖尿病を中心に紹介していきますね。
2型糖尿病になりやすい人の特徴
- 家族(親や兄弟姉妹)に糖尿病の人がいる
- 40歳以上の方
- 著しい運動不足の方
- 食べすぎの方
- 太りすぎの方
- デスクワークが中心の方
糖尿病になりやすい人の特徴は、大きく分けて遺伝的な理由と環境的な理由の2つに分かれます。遺伝的要因のある方は特に、食べ物や飲み物に気をつけ適度な運動が必要ですね。また、日本人は欧米人と比べてもインスリンの分泌量が少ない人種なんです。なので、ちょっと食べすぎると直ぐに太って糖尿病のリスクが高まってしまいます。リスクを減らすためにも日頃から栄養バランスの良い食事や砂糖やアルコールの入っていない飲み物を摂るよう心掛けましょう。
参考文献1:オムロンHP「糖尿病になりやすいタイプは」より
参考文献2:日本糖尿病協会 「知りたい!糖尿病 糖尿病とは?原因と症状」より
痛風はどんな原因で起こるの?
痛風は「尿酸」という物資が体内に蓄積し尿酸塩という塩の結晶を作り出します。すると、関節の内面にその結晶が沈着し足の親指の付け根が痛くなったり赤く腫れ痛みを伴う痛風発作を引き起こすのです。痛風がきっかけとなり、尿路結石や腎障害などの怖い合併症を引き起こすこともあります。体内の尿酸量はほぼ一定に保たれていますが、下記のような理由から尿酸値が上がってしまうようです。
尿酸値が上がってしまう原因
- 遺伝
- 肉類が多めの食生活
- 飲酒
- ストレス
- 過度な運動
- 他の病気や薬によるもの
痛風も糖尿病と同様食べ物や飲み物などの食生活が大きく関わっていますね。
痛風になりやすい人の特徴とは
痛風はこれまで40代以上中高年に多い病気とされていたのですが、最近では、30代の若い男性の発症も増えてきているのです。もともと痛風は女性よりも男性に多いとされています。これは、女性ホルモンに尿酸の排泄を促す働きがあるため男性と比べると尿酸値が低いのです。しかし、閉経後は女性ホルモンの分泌が急激に減少するため女性も注意しなければなりません。遺伝に暴飲暴食、アルコールの摂取が多い方やストレスを感じやすい方は注意して下さいね。
参考文献1:オムロンHP「痛風の怖さを知っていますか?」より
参考文献2:オムロンHP「痛風の原因とその予防法」より
参考文献3:公益財団法人痛風財団「痛風はなぜ男性に多いのか?」
ルイボスティーが糖尿病や痛風に効果的な理由
40代以上の中高年になると代謝が悪くなったりストレスを感じたり、偏食がちになったりと身体に負担を与えることもしばしば。歳を重ねていくうちに糖尿病や痛風のリスクも上がってきてしまいます。健康で楽しい老後を送るためにもまずは簡単にできることから予防してみませんか?そこでオススメなのが「ルイボスティー」です。ノンカフェインで健康や美容に良いと評判の飲み物ですが、実は糖尿病や痛風にも効果的!どのように効くのか、その秘密を探ってみましょう。
ルイボスティーに含まれている効能とは?
病原菌がヒトの身体に入ると白血球が活性酸素を作りウィルスや細菌を攻撃します。しかし、活性酸素が増えるとガンなどの大きな病気を促進させたり細胞を老化させシミやシワの原因にもなるのです。この活性酸素を取り除くとされているのがルイボスティーのもつ抗酸化作用。糖尿病や痛風にも効果的とされています。また、ルイボスティーにはミネラルも豊富!特に亜鉛は、インスリンの分泌に必要不可欠なんです。こちらでは、
抗酸化作用を持つルイボスティー特有の成分「アスパラチン」
ルイボスティーの抗酸化力の強いポリフェノール「アスパラチン」を含んでいます。これは、驚くことにルイボスティー特有の成分。一般的なルイボスティーは完全に酵素発酵をさせて乾燥をさせていますが、発酵させていない「グリーンルイボスティー」があります。実は、アスパラチンは緑色のグリーンルイボスティーにこそ多く含まれているんです。このアスパラチンが糖尿病や痛風にどう効くのでしょうか?
血糖値の上昇を抑制する効果
糖尿病は、遺伝やストレス、高カロリー高脂質の多い食事などが原因とされていますが活性酸素が糖尿病の発症リスクを上昇させているとも考えられているんです。ルイボスティーに含まれる高い抗酸化作用のアスパラチンが血糖値の上昇を抑えてくれます。特にグリーンルイボスティーは、アスパラチンが多く含まれているのでオススメ。食事の際は、血糖値が上がりやすいのでグリーンルイボスティーを飲みながら食事をすると良いでしょう。もちろん、通常のルイボスティーにもアスパラチンが含まれています。10分以上煮出すと抗酸化力がアップするのでオススメ。
尿酸の生成を阻害する効果
ルイボスティーに含まれるアスパラチンは、糖尿病だけでなく痛風にも効果があるとされています。痛風は体内の尿酸値が上昇・蓄積し痛風発作を起こすので、尿酸値を一定の量まで下げる必要があります。アスパラチンは近年の研究により尿酸値の上昇を抑制する効果があると報告をされているんです。ルイボスティーは、カフェインフリーなので朝昼晩いつでも安心して飲み続けられるのでオススメ。
参考文献1:日経スタイル「ポリフェノール豊富なルイボスティー 痛風にも効果」
参考文献2:わかさの秘密「アスパラチン」
参考文献3:タマ生化学株式会社「アスパラチン含有エキス『グリーンルイボスエキス』」
亜鉛はインスリンの分泌には欠かせない
インスリンの分泌に欠かせないとされている「亜鉛」が、ルイボスティーにも多く含まれています。近年の研究でも「亜鉛はインスリンの作用に重要な役割を果たしている」とも報告されているんです。亜鉛を含む食材はレバーや牡蠣が代表的ですが、食事療法が必要な糖尿病患者の方は多量に食べることはできません。そこでオススメなのが「ルイボスティー」。カフェインフリーで小さなお子さんから高齢者の方まで安心して飲めるので亜鉛補給にオススメですよ。ただし、過剰に摂取をするとめまいや貧血に似た症状を引き起こす場合があるので注意しましょう。
参考文献1:糖尿病ねっと「亜鉛がたっぷりのルイボスティーにモリンガを配合」
参考文献2:コクランライブラリ「2型糖尿病予防のための亜鉛補給」
糖尿病や痛風に効果的なルイボスティーの摂取方法とは?
ルイボスティーに含まれる高い抗酸化作用のポリフェノール「アスパラチン」を摂ると糖尿病や痛風に効果的とされています。では、どのように摂取すればいいのでしょうか。こちらでは、アスパラチンを効果的に摂取する方法を紹介します。
「グリーンルイボスティー」がオススメ
一般的なルイボスティーは、茶葉をしおらせ完全に酵素発酵をさせたうえで乾燥をさせています。一方、グリーンルイボスティーは未発酵タイプのルイボスティー。発酵をさせた一般のルイボスティーよりも栄養分が豊富。抗酸化作用の高い「アスパラチン」もなんと、40倍から50倍!をも含んでいるのだそうです。アスパラチンの抗酸化パワーをより効果的に得たいというのであれば、「グリーンルイボスティー」がオススメですよ。
アスパラチンの効果をアップさせる「ビタミンC」
ルイボスティーのアスパラチン効果をアップさせるには「ビタミンC」と一緒に摂ることがポイント。煮出したルイボスティーにビタミンCたっぷりのキウイやレモンなどを一緒に入れて飲むフルーツルイボスティーがオススメ。同じ味のルイボスティーを飲むと味に飽きてしまうこともあるので、たまにはフルーツを入れてフレーバーを変えてみると継続的に飲み続けられますよ。
【フルーツルイボスティー】の作り方
- グリーンルイボスティーまたはルイボスティーを10分以上煮出します。
- いちごやキウイフルーツ、オレンジなどのフルーツをカットしティーポットに入れます。
- 2に1を入れ、3分ほど蒸らしたら完成です。
【アイスジンジャールイボスティーモヒート風】の作り方
- グリーンルイボスティーを10分ほど煮出し冷まします。
- レモンとライムをカットし氷と一緒にグラスに入れます。
- 冷えたジンジャーエールと冷ました1を入れたら完成です。
抗酸化作用のあるポリフェノール「アスパラチン」は10分以上煮出すことで抗酸化力がアップします。肉や魚を煮込む際にルイボスティーを使えば臭みも取れて抗酸化作用も得られるのでオススメです。
参考文献1:日経スタイル「ポリフェノール豊富なルイボスティー 痛風にも効果」
ルイボスティー以外に糖尿病や痛風を改善させる方法とは
ルイボスティーを飲む以外にも糖尿病や痛風を改善させる方法は、食事療法や運動療法が中心となります。
糖尿病・痛風の改善策例〈食事療法〉
- 野菜や海藻類から食べ始める
- お腹いっぱいになるまで食べない
- 甘いものを控える
- よく噛んでゆっくり食べる
- お酒は飲み過ぎない
血糖値を上昇しすぎないよう甘いものやカロリーの高い食事を控えるようにしましょう。お酒や肉、魚の内臓や干物はプリン体が多く尿酸値をあげるので食べすぎには注意が必要です。
糖尿病・痛風の改善策例〈運動療法〉
- ウォーキング
- 水中運動
- 坂道や階段の上り下り
- 軽いジョギング
- エアロバイク
インスリンの働きを良くするためには運動は必要不可欠。上記のような有酸素運動を毎日10分から15分ほど行うよう心掛けてくださいね。
ほかにも「ストレス」は活性酸素の働きを促したり尿酸値を上げる危険因子です。食べたいものが食べられないとストレスも溜まってしまいがちですが、自分の好きなことを行いながらストレス発散をさせていきましょう。
糖尿病の初期症状はなかなか分かりにくいですし、痛風も発作が出るまでは数年かかると言われています。健康診断などで血糖値や尿酸値が高い場合は、早めにお医者さんに相談してみましょう。また、既に糖尿病や痛風と診断された方は、お医者さんの指示の上治療に努めてくださいね。少しでもおかしいなと思ったら、決して自己判断はせず早めにお医者さんで診てもらうようにして下さい。
参考文献1:株式会社三和化学研究所「激痛!痛風を予防する」
参考文献2:オムロンHP「食事で上手に予防する」と「運動でコントロールする」
まとめ
糖尿病や痛風は、遺伝的要因もありますが、高カロリー高脂質などの偏った食事や運動不足から起こる病気でもあります。どちらも初期症状はわかりにくく、血糖値や尿酸値が高いまま放っておくと命の危険を及ぼす病気を発症することも。日頃からヘルシーな食事や適度な運動が大切ではありますが、なかなか意識をして生活をするのは難しいですよね。そこでオススメなのが、「ルイボスティー」。高い抗酸化作用があり糖尿病や痛風に効果的とされています。ルイボスティーは、ノンカフェインなので朝昼晩いつでも安心して飲んで頂けますよ。普段飲んでいるお茶をルイボスティーに変えて糖尿病・痛風予防を心掛けてみませんか?